RYKEYDADDYDIRTY が、RYKEYDADDY.X へと改め新曲「All Waiting For Me」をリリース|心の声をつづった再出発を象徴する一曲
- ドラム師匠
- 4 日前
- 読了時間: 2分

ラッパー RYKEYDADDYDIRTY が、RYKEYDADDY.X(リッキーダディエックス)へと名を改め、再びシーンに姿を現した。新たな名義での第一作、「All Waiting For Me」が4月18日にリリースされ、同時にミュージックビデオも公開された。
彼にとっての“再出発”を象徴する一曲だ。
2024年9月、RYKEYは沖縄で逮捕され、その瞬間をInstagramライブで配信したことで世間を驚かせた。当時の彼は、自身でも「荒れていた」と語るように、「おい、ガキ」「クソが」「雑魚が」など、攻撃的で、時に聞くに堪えない言葉を発していた。
その言動が過激になる一方で、彼の内面には葛藤や孤独が渦巻いていたのだろう。
動向に注目が集まる中で発表された「All Waiting For Me」は、深く沈んだピアノと乾いたリムショットが生み出すエモーショナルなトラックの上で、彼は当時を見つめ、そこから内面を掘り起こしていく。
ジーザスだけが見てるわけじゃねえだろ
いいことばかりが待ってる人生でもね
嵐の中向い風でも平気だろう
きっと誰かが見てる神頼みも今はしねえ
〜「All Waiting For Me」」のリリックより引用〜
かつて2022年、出所直後にリリースされた「ALL GODS BLESS ME」では、「神様がいるのならわがままを言わせて」と歌っていたが、今作では“神”よりも“自分”を信じて前に進もうとする覚悟がにじんでいる。
そして彼自身の物語であると同時に、今まさに厳しい状況に立たされている誰かにエールを送る内容となっている。
Xに投稿された彼の言葉をもう一度信じようと思わされた。
info
text by ドラム師匠
Commentaires