筆者が実際にコンタクトしているアーティストと記事を作っていくシリーズとして、ローカルから全国のアーティストとのリンクを目指しながら、ニューリリースに合わせてブログの様にHOODLINKを続けて参ります。
１回目はHOOD 宮城,現在は神奈川を拠点に活動中のラッパーNeS。
先日筆者の地元山形にライブに来てたのでイベントのオーガナイザのlitterjointに繋げてもらってリンクできました。【SP THX litterjoint】
以前からNeS君の曲が好きでしたが、話してみてその人柄の柔らかさがとても印象的で人を惹きつける楽曲を作る人は、人としても魅力的だなと改めて感じました。
更に一歩踏み込んで音楽で勝負するため拠点を神奈川へ移してから出来たと言う「PAY」がREMIXに至るまでを雑談と合わせて聞いてまいりました。
楽曲「PAY」の率直なテーマは「お金」。
団地育ちでお金に余裕がない事で経験した嫌な思いや、お金が原因で変わってしまった地元の仲間など、ネガティブな現象の中で唯一の光となった音楽とそれを通じた仲間達が自分を強くしてくれたいうNeS君のリリックには、自分の心の弱さを投影しながらも、いつか全て笑い話に変えてやるというユーモア性を含み、ポジティブな楽曲へと昇華させている。
ラップに打ち込む前はトラックメーカーだったというNeS君、リリックの中にある「言われるNeSは口だけ」と中々認められない苦悩から救ってくれた先輩【Plain Jay】の言葉が音楽を続ける意味、周りよりも自分に集中するべき事を教えてくれた事がラッパーとしての一歩となり制作と自分との向き合い方を変え、今も心の芯を支えているという。
ネガティブをポジティブに変えれるHIPHOPはNeS君の確かな武器となり、彼の周りにも次第に人が増え【YOUNG GAGA GG DIOR,GOPSkeeny,VUZZ,HAYATO(WIZLE)】らと苦楽を共にし、PAY(REMIX)ではGOLDRUSHPRODUCTIONSの【Isaac】から大きなバックアップを得る。
「PAY」の更なる強化へとREMIXに着手、その白羽の矢は大阪へ、RAPSTAR2024でも選抜１２人のHOOD STAGEまで勝ち上がった実力派ラッパー【Yatt】にfeat.を申し出る。
リスペクトしている年代の近いアーティストとの共演が今一番の刺激と飛躍になると賭けた「PAY（REMIX）」は楽曲の持つパワーを更に上げていく。
エモーショナルなギターリフは悲しさと優しさの両面を纏い、芯の強い2人のフロウが時に優しく、時にコミカルで、悲しみを超えた情景を映し出す。
人をポジティブにもネガティブにも変えるお金、その中で自分を見失わないように筆者も考えを掘り下げる機会となりました。これからも続く挑戦を地元にもフィードバックしていくと語ってくれたNeS君の今後の活躍も追っていきたいと思います。
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