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◤インタビュー◢ 怒りをシャウトする17歳の若きラッパー Pxrge Trxxxper |そこにはリスナーと真摯に向き合うラッパーの姿があった



当サイトが主催する、次世代ラッパーオーディション企画『TOKYO DRILL 2』が、ついに最終選考を迎えた。選ばれたのは、以下の3人の才能あふれるアーティストたち。


- Pxrge Trxxxper

- X 1ark

- SJ soldier


ここからさらに視聴者投票とオーディエンスの反応で、優勝者が決定する。優勝者には、1年間のMusic Video制作無償提供と賞金10万円が贈られる。応援したいアーティストにぜひ投票して欲しい!


視聴者投票はこちらから⇓



今回ピックアップするのは、メタルコアやトラップメタルの影響を受けた、17歳の若きラッパーPxrge Trxxxper(パージ トルーパー)だ。薄暗い地下から聞こえくるシャウトには、うめき声にも似た悲痛さがあり、感情がちぎられそうになる。


彼の2024年からのリリース量は凄まじく、1月14日に8曲入りのアルバム『R3D FOCVS』、4月1日にラッパー X 1arK とのダブルネイムEP『Behind The Pain』、5月13日に4曲入りEP『WHO DO YOU BELIEVE?』、そして今回6曲入りのNew EP『FATALITY』を7月26日リリースした。



このインタビューでは、シャウトする理由や新作について話をきいた。そこには17歳とは思えない、リスナーと真摯に向き合うラッパーの姿があった。


 

◤インタビュー◢ 




ー ラップを始めたきっかけを教えて下さい。



Pxrge Trxxxper:13才の時にヒップホップの良さに気づきました。当時はUSの曲しか聴かなくて、日本のヒップホップの良さはあんま分かんなかったです。



ー 13才って中学生ですよね。



Pxrge Trxxxper:そうです。14才ぐらいから自分でも曲作ろうか迷っていて。ある日たまたまYouTubeを見てたら Xgang(ex.クロスジヒトリ)の ₩ の「DESTROY」って曲が出てきて、バッチンとハマりました。この人みてえになりてえ、マジかっけーと思いラップを始めました。





ー ジャンルで言うとトラップメタルになりますね。トラップメタルのどこに惹かれますか。



Pxrge Trxxxper:胸の底にある怒りにバチンとくる感じです。音楽的にもカッコいいです。激しいトラックに、叫んで、シャウトするのがいいです。



ー ラップを始めた時からシャウトするスタイルだったのですか?



Pxrge Trxxxper:そうですね。



ー シャウトは何かに怒っていたり、憤りがないと表現に結びつかないように思います。何への怒りがありましたか?



Pxrge Trxxxper:何かにムカついてたと言うより、(音楽的な)カッコ良さを求めてシャウトしてた感じです。



ー そうなんですね。それにしては『TOKYO DRILL2』の最初の応募動画では、怒りが全面に出ていました。あまりにもバイオレンスな内容に紹介するのをためらったほどです。(※応募動画は現在は削除されている)



Pxrge Trxxxper:あれ怒ってましたね。い〜や、マジ怒ってたっすね。その怒りが発声にも出たと思います。



ー あの応募動画はリスナーだけでなく、スタッフ間でも話題になりました。さらに年齢が(当時)16才ということでも驚きました。反響はいかがでしたか?



Pxrge Trxxxper:めちゃくちゃデカかったです。『TOKYO DRILL2』に応募するまでは、認識されることがマジなかったんですけど、出てからは地元でも、県外でもLIVEに呼ばれ認識してもらえるようになりました。




▼『TOKYO DRILL2』のパフォーマンス動画。Pxrge Trxxxperは、シャウトにエフェクトをかけ、ハーモニーあるフレーズを挿入するなど緩急を使い分けたテクニックが光る




ー 2024年に入って数多くの作品を発表されています。制作を続けることで表現に変化はありましたか?



Pxrge Trxxxper:フローをめちゃくちゃ磨きましたね。リリックは色んな曲をやるにつれて幅が広がったし、色んな表現できるようになりました。




一番多いのが悩み相談なんですよね。いじめとか人間関係の相談です。



ー 新しくリリースされたEP『FATALITY』についてお聞きします。4曲目の「Lov3 Lik3 L3an」がラブソングだったので驚きました。これも表現の幅が広がったから作られたのでしょうか?それとも、元々メロウな曲もやりたい表現の一つだったのでしょうか?



Pxrge Trxxxper:いろんなジャンルをやりたいと前々から思っていました。今回のEPに収録された「6ig6a6y」という曲に「Instagramの通知止まらねえ」って歌詞があるんですよ。ファンから褒め言葉をもらうだけじゃなく、アンチからもめちゃくちゃ通知がきます。


けど、一番多いのが悩み相談なんですよね。いじめとか人間関係の相談です。



ー それは意外ですね。



Pxrge Trxxxper:インスタライブをした時に、悩みコメントが来たので相談に乗って、「他の子でも悩んでる子いたらDMでもなんでも話聞くし」みたいに言ったから増えました。


恋愛相談が一番多いです。その内の1人の悩みが、俺が経験した恋愛と合致してたんで、ラブソング入れたというのもあります。






ー 1曲目の「6ig6a6y」は、シャウトだけで終わるのだろうと思ってたら、1分18秒からラップが始まってアガりました。このような曲構成にしたのはなぜですか?



Pxrge Trxxxper:あの曲はビートメーカー NEMLAND が手がけたものです。イントロは、自分が影響を受けたとある有名な作品をサンプリングしたものです。イントロを短くしてもらうことも考えましたが、長い方がラスボス感というかジワジワくる感じから、いきなりベースとキックが入るのがいいなと思いました。アガってくれたなら狙い通りです 笑



ー 新しいステージの始りを印象づける最高のオープニングになっています!そしてこの曲のMusic Videoが、スラムフッドスターから公開されました。初のMusic Videoということで、こだわった点はありますか?



Pxrge Trxxxper:撮ってもらった映像はイメージ通りで完璧でした。自分からはエフェクトをこんな感じにして欲しいと注文しました。



Pxrges さんは曲をたくさん作られているので、他の曲をこんな映像にしたいと浮かんでるのではないですか?



Pxrge Trxxxper:めちゃくちゃ浮かんでますね。これから先、たくさん撮ろうと思っています。Drill・Trap・Dark Plugg系は、集団を集めた映像にして、ラブソングとか、メロウの感じの曲とかは、女の子誘って、めっちゃピンク入ってるMusic Videoを撮りたいですね。まぁ自分これだなってなった曲を撮りたいです。



ー 私には、Pxrge さんと女の子のイメージがまだ結びついてないですね。これからそういった一面も見れるということですね。



Pxrge Trxxxper:撮りたいですね。ってか撮ります!



ー それを聞くと、3曲目「Bad Evny」がダンスミュージックなのもうなずけます。



Pxrge Trxxxper:実は最近作った曲じゃなくて、高校生になりたての時に作ったんですよ。Verseはそのままで、HOOKだけ変えました。



ー すると、この曲を発表するタイミングが今になったということですね。



Pxrge Trxxxper:そうです。






ー なるほど。EP『FATALITY』は、シャウトだけじゃない Pxrge さんの新しい側面が見れる内容になっています。ご自身ではどのようにとらえていますか?



Pxrge Trxxxper:最近、自分を知ったファンも、古参のファンも、いろんな Pxrge が聴けるんじゃないですかね。さっきも言ったように悩んでいる子に向けたメッセージも入っているし、いつも通りDrillも入っているし色々なジャンルを楽しめる作品になっています。


自分の曲を好きな子がもっと増えて欲しいですけど、人それぞれ好き嫌いがあるので、俺の良さを分かってくれる子だけに聴いてらえればいいかな。


アンチはめちゃくちゃ言ってくるけど、結局何回かは俺の曲聴いてくれてるじゃないですか。まあまあまあって感じで、それも含めていろんな人に聴いてもらいたいです。




info


EP『FATALITY』






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