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執筆者の写真ドラム師匠

【独自取材】ラッパー Kampf がフィメールラッパー Zulema の才能を見出し、コラボEP『CHECKMATE』をリリース|「Zulemaの独特な空気感と、背中がゾワゾワするような世界観に見入ってしまいました」



ベートーヴェン「運命」の重厚な序章から始まり、不穏なサイレンを響かせるDrillミュージックでアルバム『The Diary』は幕を開ける。


これは、今年21歳になるラッパー Kampf(カンプ)が、1月20日にリリースした野心と情熱が詰まった一枚だ。


その志は高く、身内だけでなく若者のリーダーとして音楽シーンを変える

攻撃的かつ挑発的なフローから、そんな意気込みが伝わってくる内容だった。


そして、休むことを知らない Kampf が打ち出した次なる一手。それは謎多きフィメールラッパーZulema(スレマ)とのコラボレーションだった。


Kampf & Zulema名義で、6曲入りEP『CHECK MATE』を7月5日にドロップした。





「Zulemaっていったい何者?」


そんな疑問が頭をよぎるはずだ。彼女はまだラップ歴1年未満の横浜の新星。しかし、EP『CHECK MATE』と共に公開された「Turn」のミュージックビデオからは、熱というよりラップせずにはいられない強烈な念が感じられた。


今回、2人に取材を敢行した。Kampf からは、このプロジェクトを始動させたきっかけを、Zulema からはこれまでの生い立ちについて語ってもらった。彼女の激動の人生を知れば、内面に渦巻くただならぬ思いが理解できるだろう。


ぜひ、読み進めて欲しい。


 

Kampf からのコメント




アルバム『The Diary』をリリース後、自分がライブ出演したイベントにて、Zulemaのライブを初めて目にしました。


Zulemaの独特な空気感と、背中がゾワゾワするような世界観を目の当たりにして、気付いたら見入ってしまいました。


パーティ後、自分から Zulema に話しかけ「一緒に制作をしよう」と伝え、その後すぐにスタジオに入りました。その時の曲が、ZulemaのEP『Trauma』に収録された「Savage ft. Kampf」です。


レコーディング、リリックの箇所訂正、雰囲気の作り方など、自分がプロデュースをかけ、Zulemaの良さを最大限に活かせた楽曲になっています。


自分ならZulemaをもっと全面的に、より良さを引き出せると思い、共にEP制作をしようと話を持ち掛け、自分たちのスタジオ East Bro Studioに通わせ、EP『CHECK MATE』のリリースにいたりました。




Zulema プロフィール




6歳から16歳までジャズダンスとアクロバットに励み、その頃から絵や踊りで表現する事が好きになる。


10代で2度レイプを経験し女性として生きることに嫌気がさし、性別に囚われることのない自由を追求するようになる。


20歳でギタリストのT氏の元で1年間歌を勉強する。私生活と歌の両立の苦悩から作曲に行き詰まった末、身の回りの友人達が昔からやっていたラップに挑戦し処女作"EniGma"が誕生。


21歳で歌を辞め、ラッパーとして生きていく為に婚約者と別れる。

Invisible cat のプロデューサー magu6 の元で本格的に活動する。


[好きなラッパー]ゆるふわギャング、歌代ニーナ

[好きなアーティスト]神聖かまってちゃん、戸川純、Lady Gaga、Bella Poarch、Melanie Martinez

[尊敬している人物]伊藤潤二、大島亮介、鳥山明







info


EP『CHECKMATE



Kampf



Zulema




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