Drillシーンに詳しい人なら sh1t という名前を耳にしたことがあるだろう。
さかのぼること2022年10月。HIPHOPの映像メディア 〈03- Performance〉
にて、当時まだ無名だった JETG の「no angle of view」のパフォーマンスVideoが公開された。トゲトゲしい声をスピットさせて言葉を乱射させた JETG が注目されたが、そこに客演参加していたラッパーも「あの上手いのは誰だ?」とコメント欄で話題になっていた。
それが sh1t だ!
その後も JETG や、神戸のヤングガン・Kevil の楽曲への客演参加を経て、満を持して本人名義の新曲「Jaguar」 が6月14日にリリース。同時に当サイトからMusic Videoが公開された。
今作は、ストリングスの優雅さをぶち壊すせき立てるDrillサウンド。sh1t は自らをジャガーに見たて、「nocap 全て本気で奪う」と高らかに宣言する。
声をひそませながら迫力を出すという情熱と冷静を混在させたラップスタイル。日本とモロッコとスペインとフランスの血が入っているだけあって端正な顔立ちにドキっとさせられる。
Drillシーンをにぎわせる新たなスターが誕生する予感。
さあ、楽しみになってきた。
new sh1tひたすらbeatとfuckして 体中に残すアザ 足りないと求めてる声と 呼応するverseとBabylon
〜「Jaguar」のリリックより引用〜
◽️sh1t からのコメント
ここが始まりみたいな、これからの意気込みと自分の持ってる自信を全部詰め込んだ曲です。
もともとYouTubeのトラック拾って作った曲だったんすけど、その時期に地元の箱で会った後、銭湯でも会って意気投合したカピバラって名義のトラックメイカーの方がremix作ってくれて、それ聞いて喰らってMV撮ろうってなりました。
Info
Single「Jaguar」
text by ドラム師匠
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